ソウルで川が復元されたというニュース。日本でも海外トピックスのひとつとして報じられたかもしれませんが、その真実が、リアリティが伝えられることはなかったのではないでしょうか。世界に前例のないどれほどの歴史的な偉業であったか、どんな“プロジェクトX”も顔負けの渾身の一大事業であったか。東京の現状と比較するとき、まずは“奇跡”というしかありません。2005年10月1日。ソウルの中心市街地に復活した清渓川(チョンゲチョン)の“開通”を祝うオープニングセレモニーが行なわれました。川は30万人の市民であふれ、ワールドカップで韓国代表が準決勝進出を決めた日を思い起こさせるほどの喜びにあふれました。
ソウルは川の復活によって生まれ変わりました。川の流れが未来をひらく新たな活力をソウル市民にもたらしました。全長6kmにわたって幹線道路の蓋をはがし、高速道路の高架を取り払い、太陽のもとに川を戻しただけでなく、自然と歴史とソウルの誇りを取り戻した知恵と技術と情熱は、日本のわれわれにも多くの示唆を与えてくれるでしょう。
この壮大なプロジェクトを成功に導いた「七人衆」が存在すると言われます。その7人のキーパーソンのうち、3名が来日します。東京で貴重な生の証言がきける場を用意しました。彼らのメッセージの底にあるのは、ソウルで生まれたこの流れを東京につなげたい、という思い。東京で、「春の小川」の渋谷川で、再び“奇跡”は可能か、都市河川の再生をめぐって日韓の橋渡しが行なわれます。

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春の小川放送
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